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県民の皆さまへ

 一歳を過ぎて、よちよち歩き始めると、赤ちゃんの周りには、危険がいっぱいだ。しかし、そのほとんどは大人のちょっとした注意で防ぐことが出来る。

1. 転倒・転落を防ぐ
 歩き始めの頃は、転ぶものだとの立場で、室内の机、コタツの角、段差などの安全確認をする。階段や窓から転落しないように、柵をつける。窓には、出来るだけ鍵をかけ、開け放さない。窓の近くや、ベランダで、踏み台となるベッド、園芸用の柵、エアコンの室外機などの配置に気を付ける。また、床よりも高い場所(テーブルやベッド)に放置しない。

2. 水に注意
 赤ちゃんは、ほんの数十センチの水深でも、溺れることがある。フロ、洗濯機、トイレなど、水のある所に独りで行けないような工夫が大切だ。

3. 誤飲の防止
 赤ちゃんは、何にでも興味を示し、物を口に入れる。よく誤飲するものに、タバコ、薬、化粧品、洗剤、オモチャのかけら、ボタン電池、クレヨン、硬貨、ホウ酸だんご等がある。これらの中には、誤飲すると、重篤な状態になるものもある。まず、これらの危険な物を、赤ちゃんの手の届かない所に保管することが大切だ。又、保管場所には、扉を付け、鍵をかける位の注意が必要だ。

4. ヤケドに注意
 ストーブ、アイロン、ポット、スープ、ミソ汁、フロの湯など、家庭内の熱い物は、すべてヤケドの原因になる。赤ちゃんが触れないように注意する。また、服は難燃性の素材が安心だ。

 赤ちゃんの目線で、もう一度、家の中を見回そう。赤ちゃんにとって、危険な物や場所が見つかると思う。油断大敵、何はなくとも安全が第一だ。

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