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徳島県医師会について

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徳島県医師会会長 齋藤義郎

 徳島県医師会は「医道の高揚、医学及び医術の発展並びに公衆衛生の向上を図り、もって社会福祉を増進する」ために活動しています。

 我が国(徳島県)の中長期的な医療問題を考える時、急速に進行する少子高齢化、人口減少時代を踏まえた社会構造の変革を背景に、県民が住み慣れた地域で、自分らしく人生の最後まで過ごすことが出来るようにしなくてはなりません。
 医療の無いところに人は住めません。
 差し迫った2025年問題(第一次団塊の世代が後期高齢者になる)、2040年問題(第二次団塊の世代が後期高齢者となる)を乗り越え、その地域に合った「街づくり」の中心として、医師会が地域住民から期待される医療をどのように提供していくのか努力中です。

 今、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行、そして度重なる地震・水害等による自然災害の猛威により、地域医療提供体制を支えるためには、平時のみでなく有事において何をなすべきか問題提起されました。
 第7次徳島県保健医療計画の中間見直しにおいて、5疾病・5事業に対する見直しは勿論、現行計画策定後の状況変化を踏まえた見直し、すなわち災害時の医療体制、感染症対策を強化し有事における医療計画策定に取り組んでいます。

 地域医療提供体制を支えるには、地域包括ケアシステムのなかでの街づくりに県民の皆様方の協力が欠かせません。
 少子・高齢化、人口減少時代の最先端を行く、徳島県において、これ以上の過疎化を防ぐには医療・介護は勿論、次世代を担う子供たちへの教育の充実が必要です。
 効率至上主義を改め医療や教育には(ゆとり、遊び)が必要であることを再認識し住みよい徳島を構築していきましょう。

 有事の医療体制は勿論重要ですが、平時の医療体制も尚一層重要です。
 徳島県医師会は、より良い徳島の医療、日本の医療を求め、守り抜くべきものは守り、変えるべきものは変え、人が人として大切にされる社会の実現を目指し、県民の皆様の安心と安全を守ることを胸に刻み活動してまいります。

 皆様方のご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。

令和4年2月

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